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核燃料サイクル開発機構がウラン残土の国外処理を計画 by ミシマックス

  • 2005-06-15 (水) 01:44
  • 社会
山陰中央新報 - ウラン残土国外処理を計画
 放射能汚染というと、劣化ウラン弾とかチェルノブイリとか想像されるかもしれませんが、国内にも放射能汚染が懸念されている場所があります。
 それが、鳥取県湯梨浜町地区です。
 1988年にウラン残土の放置が発覚。鳥取、岡山両県でウランを採掘した際に出た放射性物質を含む残土が約20カ所で放置されているのがわかりました。ウラン残土を放置していたのは当時の原子燃料公社(現在は核燃料サイクル開発機構)です。
 鳥取県湯梨浜町地区方面に置かれた約3千立方メートルの残土撤去を求め、地元自治会が2000年11月に提訴しました。
 2002年6月に鳥取地裁が核燃料サイクル開発機構に撤去を命じ、2004年10月に最高裁で確定しました。
 住民側の申し立てを受けて鳥取地裁は2004年12月、期限までに核燃料サイクル開発機構が撤去しない場合に制裁金を科す間接強制を決定しました。
 ウラン残土の撤去先がみつからず核燃料サイクル開発機構は期限を守れませんでした。
 2005年3月11日から1日75万円の制裁金支払い義務が発生。2005年3月末までの計1575万円をまず支払い、さらに制裁金を支払い続けています。
 そして、2005年6月12日、核燃料サイクル開発機構はウラン含有量の高い約290立法メートルをアメリカの精錬会社に搬出し、処理する計画を検討しているとが明らかになりました。
 ウラン残土を海外に持っていくのは廃棄物の海外投棄を思わせてくれますけど、国内で誰もひきとってくれないのだから仕方ないことかもしれません。
 今回のアメリカに搬出・処理する計画でも、搬出前に人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)に一時的に保管する可能性を核燃料サイクル開発機構が明らかにしたとき、岡山県環境政策課は「一時保管も鳥取県内でやるべきではないか。なぜ人形峠が想定されるのか分からないが、その方向で進めるのなら核燃機構に事前協議を求めたい」」と嫌悪感を表明しています。
 大阪万博の頃、原子力は輝かしい「未来のエネルギー」ですが、愛・ちきゅう万博のいま、原子力は暗い「未来へのお荷物」になってしまったのかもしれませんね。
関連リンク:山陰中央新報 - ホームページ内の記事を「ウラン残土」で検索
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