小説「フリーメディスン」のためのメモ ※随時更新


★フリーメデイスン
【あらすじ】
治療法のない致死性の病に冒された主人公。公開されたヒトゲノム解析データベースと自分の“個性豊かな”遺伝子情報、市販品を改造した安価な機器で治療薬の開発を試みているがまだ成果はまだない。開発費と医療費の一部は同じ病気にかかった人たちとその家族たちが寄付してくれている。その見返りは、完成した治療薬を無償で提供すること。主人公の体力は衰えていき、思考さえも鎮痛剤による麻痺におかされていく。はたして主人公は自由な治療薬を完成させることができるのだろうか。
【本文】
●ポスト
カーテン越しに窓からの光が漏れていた。そろそろ夜明けだ。今日の試行錯誤をFMF=フリーメディカル・ファウンデーションのサイトにポストする。この報告書は僕の“所感”を書き残すためにある。これとは別に実験データは自動で送信され、FMFのデータベースやストレージに秩序だてて保存されている。僕の脈拍、僕の呼吸数、血圧、血糖、タンパク質、脂質、その他もろもろ、すべてが。
記録数値とシーケンサの単調な画面を見ていたら猛烈な眠気が襲ってきた。眠ろう。体力を削るわけにはいかない。

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