ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」がすこぶる読みにくい件


 ものすごく読みにくい。冗長。
 面白い部分もあるけど、全体像が見えてこない。
 ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」はそんな小説だ。
 また、読みにくい原因のひとつに、ドラキュラ伯爵がカッコよくないこともあげられる。後年のほかの作家たちのアレンジにより、私のなかのドラキュラ伯爵の姿はできているのだが、原作は小物の怪物のようだったり、所帯じみていたりするときがあって、イメージが違う(もちろん、原作が正しいのだろうが、仕方ないだろ、原作がすべてではないのだから)。
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
 吸血鬼ドラキュラに先行する吸血鬼カーミラは、ものすごく面白い。露骨にガチレズな女吸血鬼が素晴らしい。短いところもよい。
吸血鬼カーミラ 創元推理文庫 506-1
吸血鬼カーミラ 創元推理文庫 506-1
未読だが、菊池秀行版の翻訳の「吸血鬼ドラキュラ」はよさそうだ。原作はブラムストーカーだが、タイトに再構築されていそうである。
吸血鬼ドラキュラ (講談社文庫)
吸血鬼ドラキュラ (講談社文庫)
 映像作品としては、コッポラの「ドラキュラ」を見ておかねばならないだろう。
ドラキュラ [DVD]
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