死ぬ夢を見て目が覚める

 禁煙しはじめてからというもの悪い夢を見て夜中に目が覚めるようになっている。
 悪い夢は死に関するものだ。
「自分は死ぬのだ。どんなに幸せに時を過ごしてもゴールは死である。それ以外の未来はない」といった認識が瞬間的に爆発して目が覚める。通常の夢のようにビジュアルではなく一瞬にして認識、理解するのだ。非常に怖い夢である。
 たしかに、みんな死ぬわけだが、禁煙中の夢でメメントモリさせてくれなくてもいいのに。タバコが吸いたいのが息苦しさとして知覚されて前述のような夢になっているような気がするが、禁煙で少なくとも長生きはできるのではないのか? 変なアラートを出すなよ、俺の身体。